総合型地域スポーツクラブとは

「総合型クラブ」の意義

総合型クラブでは、ママさんバレーボールや少年野球チームのように、ある特定の種目だけではなく、いくつかの種目でレベルや興味に応じてプログラムが選べるように構成されています。

また、地域住民の主体的な運営により、すべての世代の人々が近隣の学校や公共スポーツ施設等を活用しながら、生涯を通してスポーツに親しめる環境づくりを目指している非営利組織です。

こうしたクラブが身近にあれば、スポーツを楽しむことができるだけではなく、地域住民の交流の場として、家族のふれあいや青少年の健全育成、さらに、日常的に身体を動かす機会が増えれば、子供の体力向上から高齢者の健康づくりまで、現代社会が抱える様々な問題を解決する一助にもなるものと期待されています。

以下は「総合型地域スポーツクラブ育成マニュアル:文部科学省」(http://www.mext.go.jp/a_menu/sports/club/main3_a7.htm)より引用:

文部科学省では、平成7年度から15年度までの9年間、地域のコミュニティの役割を担うスポーツクラブづくりに向けた先導的なモデル事業として、地域住民の自主的な運営を目指す「総合型地域スポーツクラブ育成モデル事業」を実施してきました。

総合型地域スポーツクラブ(以下「総合型クラブ」という。)とは、人々が、身近な地域でスポ−ツに親しむことのできる新しいタイプのスポーツクラブで、
(1)子どもから高齢者まで(多世代)、
(2)様々なスポーツを愛好する人々が(多種目)、
(3)初心者からトップレベルまで、それぞれの志向・レベルに合わせて参加できる(多志向)、
という特徴を持ち、地域住民により自主的・主体的に運営されるスポーツクラブをいいます。

総合型クラブは、平成20年7月1日現在で、創設準備中(クラブの設立に向けて準備を進めている)クラブを含めて、2,768クラブが1,046の市区町村において育成されています。